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Column 34:映像制作における"音楽""効果音"の役割
               

 

"ドッカーン!"と聞いて、どう思いますか?

捉え方は千差万別なんですけど。

 

監督が"ドッカーン!ッて感じで"と言ったとします。

 

それをどういう音でどういう楽器を使えばいいのか、どう表現すれば、よりすごいと思うのか。

それを形にするのが"作曲家""音効さん"と言われる人達です。

 

音楽の話をすると、それだけでいくらでも話せちゃうんです。

昔、『サスペリア』っていう恐怖映画の初期の頃の作品がありました。

ダリオ・アルジェントが監督と音楽を手がけた作品です。

 

そういう恐怖映画では"ドカーン"とじゃなく、綺麗なピアノのメロディが鳴り出す。

なぜかそれだけで、人間は恐怖を感じる。

 

僕は子どもの頃に見て、学びましたね。

 

でも、なんで綺麗なピアノのメロディが怖いのでしょう。

 

安っぽい映画になってくると、いきなりお化けが出てきてドカーンとショックが来ると思うんですけど、

そういう恐怖の与え方ではなく、『エクソシスト』や『サスペリア』みたいな初期のオカルト映画は、

視覚効果含め、音楽の使い方がすごくうまかった。

 

静かなピアノのメロディほど怖いものはないんです。

 

音楽をどう効果的に使っていくのかっていうのは、映像のクオリティーにすごく左右します。

だからと言って泣かせるためにあえて泣かせるための音楽を使い過ぎると、逆に冷めたりするんですよ。

 

泣きたいのに泣けない映像になっちゃうので、そのバランスはすごく難しい。

"泣かせます!"みたいな音楽が来ると冷めませんか?

 

テレビドラマを見ていると、だいたい分かるんですよ。

タイミング的にジャスト過ぎて、一気に冷めちゃうというか。

 

"それじゃ安っぽいトレンディドラマなんだよ!"ってよく僕は言うんです。

まぁ、それはそれでありなんですけど。

 

 

いい映画の場合、どこで音楽が入っているかわからないくらい主張しないのに、

しっかり効果的に入っている。

今度、映画をご覧になる時は、ぜひそういう観点で見てください。

 

いい音楽というのは、自然に入るんですよ。良い舞台も同じです。

何かのきっかけでわかりやすくバーンと入らないんですよ。

 

そこにはコツがあるんですね。入り方とか音の選択とかリズムとか。

 

僕が影響を受けたつかこうへいさんは、セリフ回しというか、人間がセリフを吐いた瞬間にどういう気持ちになるのか、

ほんとに計算して脚本を書かれる方でした。

中でも最もすごいなと思ったのは、音楽の使い方でしたね。

音楽に合わせて、セリフを計算するんです。

 

セリフの行数とか、尺とかを緻密に計算して、その間にちゃんと立たせたい部分の音楽を聞かせる。そうやって芝居が成り立っていく作り方をするんですよ。

 

わざとCMとかよくやるんですけど、セリフとセリフの間に、強く心に残る音楽を使うことが多いんです。

 

セリフとかナレーションの間に印象に残るものを、使うんです。

15秒という、短時間で頭に刷り込ませるために、かなりクリエイティブなノウハウを詰め込みます。

 

そういうのを舞台でやっていたのが、つかこうへいさんでしたね。

 

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