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Column 36:映像を見た瞬間に、遠い昔の自分に還らせる
       

 

■『おばあちゃんの口紅』に登場する造花の色の使い方について

 

細部の美術の色は、監督のセンスなんですよね。

おばあちゃんの家には絶対こういう色はないはず、とか。

 

今回は、わかりやすい色を使いましたけど、あの色合いっていうのは、感覚的な問題なんです。

 

こういう世代の方は、青山とかにあるようなオシャレな造花ではなくて、もっと分かりやすい造花を作っているようなイメージだったので。

服の色もそうですし、配置されている置物も、ちゃんとそうやってイメージを作り込んでいます。

 

僕の感性がわかっていないと、助監督、助手はできないと、僕はよく言ってます。

"ここの人がなんで、こんな色の物を置くんだよ、ありえなくないか?"って。

でも、それは僕だけの感性の話しだけではないんですよね。

 

その世界にあなたが入っていないからわからない、そういうことなんです。

 

だから、監督の言ってるイメージのものを探してくるのは、非常に勉強になる。

その台本から世界に入っていかないといけないですから。

 

 

■鏡台を使った演出について

 

おばあちゃんの鏡台の中から、彼女が口紅を見た時に、おばあちゃんとの遠い昔のシーンが思い出される。

あそこが実は、最大のポイントだったんです。

感性のいい人だったら、あそこで自分の遠い記憶と重ね合わせることができる。

 

人間は誰しも、遠い昔の原体験的なものを持っています。

ある瞬間、ある場面で、ふっとそれを思い出す。

 

ですから、鏡台の演出には僕が一番こだわりました。

映像の中で、観る側を"遠い昔の自分"へと還らせてあげる。これが感動を与える秘訣です。

 

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