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Column 38:つかこうへいさんとの出会い
       

 

僕が武道を本格的にやっていた中で、一番のキーポイントになったのは挫折でした。

 

極真空手の2代目を継いだMさんという方が、僕の2個上の先輩だったんです。

彼も同じ高校生だったので、2代目を継ぐなんて当然思ってませんでした。

競技の世界は、1位を取らなければダメなんです。

 

僕がその時に感じたのは、この先10年間この2倍の練習をやっても、勝てないということ。

若かったし、人生経験の上から他の選択をするという知恵もなかったし、ただ、「もう、やーめた!」って感じで、やめました。

 

大学行ったのも、何もかも全部、空手の道で1番になって、海外に行くという夢のために頑張っていたんです。

でも、彼に勝てない限り、僕は1番になれることはないと悟ったんです。

 

だから僕は、どうせ1番になれないんだったら、やめようと思って。

決して潔くやめたわけじゃないんですけどね。

 

それで半年間ぐらい、うつ病のような状態でいた。

そこで、たまたま、つかこうへいさんという、演出家のお芝居を見たんですよ。

 

僕がこの世界に入ったのは、そんな経緯なんです。

つかこうへいさんはその頃、時代の寵児≠ニ呼ばれていました。

もう亡くなった方ですけど、この人はもう最高の演出家だったわけですよ。

 

いわゆる劇団ブームをつくった人で。チケットが取れない人だったんですね。

 

たまたま僕の友人が行けなくなったんで、「このチケットもったいないから、ダフ屋に売ったらすげえ高く売れるぞ」と。

「やるから見に行ってこい」なんて言われても、芝居なんか見たことないし。

 

芝居とか、勝手なイメージでなんか嫌だなと思って。

でも、見たらぶっ飛びましたね。

 

その熱と、エネルギーというのが時代感ともマッチしたっていうか。

 

半端じゃないんです。その緻密な演出は、人間の内面までえぐってくるんです。

感性の高い人ほど、この人の芝居見ると席を立てなくなるんですよ。圧倒されてしまって。

 

彼が時代を席巻した、まさにその頃なんですね、出会ったのは。

それで、芝居の世界に入ることになったわけです。

 

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