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Column 43:育てた人間が各界で活躍しているのが、自慢です
       

 

自分の中の感性的なものとか、映像で培ってきたのを、完全に受け取ってくれる人がいれば、いいんですけども。

なかなかそれは厳しいことで、今後の課題なんです。

 

僕は映像の世界に飛び込んできてから、たくさんの人を育ててきました。

僕は育て上げて、ずっとうちの会社でいてほしいっていうよりは、やっぱり自分と同じような力を持ったら“独立しなさい”っていうことを推奨してるんです。

 

だから、いっぱいいますよ、活躍しているやつは。

今、某有名会社でディレクターやってますとか、会社の社長になってますとか、うち出身のやつが各界で結構活躍してるのが、僕の自慢でもあるんですよ。

 

名前は出せませんが、かなりビックリするようなところで要職に就いていたりもします。

 

長いもので、もう20年やってますからね、うちの会社は。

出身者で集まると、どんなに立場が偉くなっても僕には威張れない、やつらはね。(笑い)

 

そういう人間を育てるというのも僕の課題なんですけど、正直、難しくはなってきています。時代の雰囲気というんでしょうか。

 

日本人のDNA的に持ってる、努力するとか、頑張るっていうのをやっぱり軽視して、そこを認めない社会になってるじゃないですか、今の時代。

だから、若い人たちはそういった社会の雰囲気にのまれてしまっていると思います。

 

やめても、なんとなく“次があるんだ”というような錯覚を平気で起こさせてると思います。でも、ここはアメリカじゃないんです。

 

履歴書汚しまくって、ステップアップとかはなかなか望めないですよ。そんな人間を求める会社はまずないんですよ。

キャリアアップとか、ステップアップとか、冗談じゃないでしょう。

 

そんなことに簡単にだまされている。だましているのは、この社会なわけですけどね。

だから、すぐやめちゃうじゃないですか。

こういう社会の土壌の中で犠牲になっている人たちに“そうなっちゃいけないんだぞ”と言うようにしています。

“踏ん張れ”と。

 

もちろん、そうは言ってもやめる人はいっぱいいます。うちの会社も例外ではありません。

 

やっぱり若い人たちに言ってるのは、“こういう映像の商売というのは狭き門だし、みんながみんな入れる世界じゃないんだ”“千才一隅のチャンスなんだ”と。

 

どうしても、みんな辛くなると目の前のことしか見えないから、そこから逃げることが全てになっちゃうんですけど、

“3年間踏ん張ってみろ!”と。

 

僕もそうだったけど、3年経って振り返ると“知らない間に俺こんなことできるようになってたのか”って、思えるはずです。

“今、人生なんか考えてる場合じゃないんだよ”って、僕はよく若い子たちに言うんですけど。

 

皆さんやっぱり頭が良すぎちゃうのか、日々考えちゃうんですよね。先のことを見過ぎちゃう。

すぐね、LINEやら、SNSやらで人に助言を求めてしまう。そういう社会なんですね。

 

“そんな仕事やめちゃえば”とか言われて、思考を停止させてしまう。

自分の弱き心に従っちゃダメなんです。

 

 

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